






《巻頭言》
日差しの暖かさに季節の変化を感じます。園庭や花壇も花々が春色を彩り始めました。
可愛らしいDさん全員が揃った年度末、プレクラスの時とは違った自立に向かう姿に、どんどん成長するたくましさを感じています。
BCさんは心身とも大きくなり、生活の端々に進級の準備が進んでいることを感じさせられています。
Aさんは「あと何日」とカウントダウン。残りわずかとなった園生活を名残惜しく思っているようです。
今週は何日もかけて根気よく貼り重ねて仕上げた紙版画のプリンティングや、卒園記念作品となる土粘土で自分の顔の制作をしました。
やりきった満足感と誇らしげな表情で、大きくなって寸足らずになったスモックが対照的でした。
子どもたちにとっては愛児園での小さな日々の歩みが宝物ではないかと思っています。
卒園を前に「たいせつなたからもの」を園児と歌いながら、与えられた出会いと日々、小さな一コマを大切にしたいと心新たにしています。
神様の愛と暖かな眼差しを覚えながら、小さな課題を繰り返し取り組み、困難を乗り越え、小さな達成感を積み上げて来たこの日々が、大切な人生の基礎になるはずです。
「強くあれ。雄々しくあれ。…あなたの神、主があなたとともにおられるのだから。」ヨシュア1:9
《チャペル》
冬学期は、「使徒の働き」からはイエスさまの証人となる素晴らしさを学びました。
また「幕屋」からはイエスさまのご性質を、インドの女性宣教師「エミーの勇気」からは神様がエミー・カーマイケルの生涯に働いてくださったことを学びました。
Dさんも正座して一生懸命にチャペルを捧げています。
みことばとさんび
「しかし、聖霊があなたがたの上に臨むとき、あなたがたは力を受けます。そして、エルサレム、ユダヤとサマリヤの全土、さらに地の果てまで、わたしの証人となります。」使徒の働き1:8
「神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに、世を愛された。それは御子を信じる者が、ひとりとして滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。」ヨハネ3:16
「強くあれ。雄々しくあれ。恐れてはならない。おののいてはならない。あなたの行く所どこででも、あなたの神、主があなたとともにいるのだから。」ヨシュア1:9
『行きます!イエスさま』『ヨハネ3:16』『強くあれ雄々しくあれ』
…冬学期チャペルのみことば賛美は、振り付けと手拍子で元気良く歌いました。
《諸活動》
楽器指導&季節のうた
今学期の季節の歌は、季節感と心が温まる歌詞を楽しみながら歌いました。
合奏はベートーベンの第九で知られた「歓喜の歌」に取り組みました。楽器ごとに練習を積み重ねてからました。
Aさんはピアニカと小太鼓、Bさんは大太鼓、タンバリン、トライアングル、Cさんはカスタネットとスズを担当しました。心も楽器も一つに合わせる楽しさは格別です。
1月2月『風も雪も友達さ』…軽快な旋律と冬遊びを歌い上げた歌詞を楽しみながら元気よく歌いました。
2月『ひざし』…春夏秋冬、それぞれの風を投げたら…と、とても素敵な感性の歌詞が心温まりました。
3月『たいせつなたからもの』…与えられた出会いを宝物のように「ありがとう」の心で歌っています。
体 操
冬学期は縄体操AB「勇気のルンダ」C「巌の上のポニョ」の曲に合わせ、発達段階に合わせた縄の使い方を楽しみました。
縄を使って三角や四角形、法則性ジャンプなどは数学的思考性を使いながら動きます。
バトン体操やフラッグ体操と同じ動きも出てくるので「いっしょ!」と発見し喜んでいました。
繰り返しの要素にプラスして新しさがあるのは、お仕事と一緒です。
Cさんは縄を結ぶことが刺激となり、縦結びや蝶結び、縫いさしの玉止め玉結びに挑戦する園児もいました。
園庭で鉄棒、縄跳びに取り組み「できた~!先生、見てください」という嬉しい瞬間にも体操と生活、お仕事と体操は繋がっていることを改めて感じています。
造 形
年度末の冬学期には、版画や土粘土や紙粘土を使用した粘土製作に取り組みます。
子どもたちには特別な体験のようです。Dさんはお兄さんお姉さんの活動に興味津々、粘土版画は大喜びでした。
観察画…Aさんは「イカ」Bさんは「ヒヤシンス」Cさんは「キャベツ」を描きました。
学年末になると絵画表現も成長を感じます。『観て描く』という姿勢が各々身に着いて来ました。
粘土製作…土粘土を使用しAさん「自分の顔」Cさん「器」Bさんは紙粘土の「花瓶」の製作をしました。土粘土や紙粘土の感触を楽しみながら製作に取り組みました。
版画…子ども達はプリンティング大好きです。年齢別に異なった素材で版を作り、刷る工程を楽しみました。(A:紙版画,B&C:スチレン版画,D:粘土版画)