ハレルヤ便り 2020年度 秋号

ハレルヤ便り

《巻頭言》
12月とは思えないような温暖な日々から急転直下の学期末。
強い寒気に覆われ、身が縮まるような寒さの最終週となりましたが、園庭で元気よく遊ぶ子どもたちの姿を嬉しく思います。
コロナ禍の秋学期でしたが、お泊り会、公開体育、サツマイモの収穫、園外保育、親子遠足、クリスマスを行うことができたこと、何より日常が守られ、積み重ねられたことが感謝でした。
猛暑から始まった日々から、季節の変化も大きく、あっという間に学期末となってしまったような気がしています。
先日のクリスマス会では、保護者の皆さまの前でも、いつもと同じように取り組み発表していました。
ある方から「やらされてではなく、愛児園の子どもたちは楽しんでいますね。」と評価を頂き、確かにその通りだと思いました。
小さなDさんまで、なぜ楽しめるのでしょうか。
子どもが持っている素晴らしい特性によるところも大きいのですが、愛児園ではモンテッソーリ教育の「お仕事」だけではなく、日常を大切にしているからだと思います。
変わらない環境とリズム、シンプルさ、繰り返しの積み重ねにより、確実に自分のものにしていくからではないでしょうか。
クリスマス会の園長からのメッセージで語られましたが、クリスマス劇に登場するおばあさんは、与えられている恵みに感謝する日常があったので、何もなくても感謝が捧げられ、特別な恵みに預かれました。
環境の一部である私達自身も、日常が問われています。
日々感謝を捧げながら、日常が整えられることを願う年末年始を過ごしたいと思います。
「いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべてのことにおいて感謝しなさい。」Ⅰテサロニケ5:16-18
《チャペル》
秋学期はキリストのたとえ話、神様から選ばれたダビデ、神様から与えられた使命のために勇敢に働いたエリヤとエリシャ、キリストのご生涯を通して、神様の愛と神様に従うことの祝福を学びました。
みことばとさんび
…秋学期は5つの聖句を覚えて歌いました。振り付けや手話、軽快な曲調も楽しみました。
「御国が来ますように。みこころが天で行なわれるように地でも行なわれますように。」マタイ6:10
「ダビデはその行く所、どこででも勝利を収めた。主が彼とともにおられた。」Ⅰサムエル18:14
「しかし、主を待ち望む者は新しく力を得、鷲のように翼をかって上ることができる。走ってもたゆまず、歩いても疲れない。」イザヤ40:31
「人はパンだけで生きるのではなく、神の口から出る一つ一つのことばで生きる」マタイ4:4
「わたしが道であり、真理であり、いのちなのです。」ヨハネ14:6
《諸活動》
楽器指導&季節のうた
今学期は、歌詞を楽しみながら、秋の歌を歌いました。 合奏では「ボギー大佐」に挑戦。導入に時間をかけ、毎日聞いて親しみを持ってから、学年ごと楽器ごとに取り組みました。 軽快なメロディーとみんなと合わせる楽しさを体験しました。 9月『わらいんぼコスモス』…風、郵便屋さん、夕焼けに笑顔を贈る心温まる歌詞がステキな歌。 10月『きのこ』…ノコノコ、ニョキニョキが楽しく元気になる歌。聖子先生からキノコのお話を聞きました。 11月『おちばひらひら』…何気ない風景を歌いながら、心に優しさと彩りを与える歌でした。 12月『クリスマスの奇跡』…転調もあり難しい曲ですが、劇のテーマとピッタリ、喜んで賛美しました。
体 操  
今年の公開体育は『離れてピピッ!』をテーマに掲げ、ディスタンスが取られる状況にあっても、心の結びつきを意識することを心がけました。
公開体育後も子どもたちの心に残ったようで、毎日のように発せられる言葉でした。
CDさんの愛らしいリズム体操、腕をしっかり伸ばす意識で臨んだバトン体操、しなやかな動きが独特なリボン体操、友達と協力しながら放射線や格子を組んだパラウェーブ体操を使って楽しみました。
今年は久しぶりのAさんのリレーはバトンを繋ぐ、ということを大切にしながら盛り上がりました。
発達段階に応じた課題に取り組む跳び箱、鉄棒吊り輪、平均台にも一生懸命に取り組みました。
保護者の方々と園生活の一端と子どもたちの成長を共有できて感謝でした。
公開体育後の体育は、BCDはボール、フープなどの手具、Aは縄体操と二人組三人組みなどの体操に取り組みました。
冬休み明けは縄体操に取り組みます。冬休み中、ぜひ縄跳びにチャレンジ!
造 形
今学期も混色、観察画、粘土制作に取り組みました。 Dさんは混色を2回取り組み、とても嬉しそうでした。 ・カード作り…敬老の日プレゼントとしてカード作りをしました。 Cさんは指のスタンプ、Bさんは混色で写真を縁取り、Aさんは園庭に咲いた花々を絵てがみを制作し、郵送しました。 ・粘土…Aさん「木」Bさん「お弁当」Cさん「果物」…生活に身近な物はイメージしやすく楽しく制作。 ・観察画…Cさんは「ザクロ」Bさんは「サンマ」の観察画、Aさんは「教会」の写生に取り組みました。

ハレルヤ愛児園
園長:原田和典
ハレルヤ愛児園

ハレルヤ愛児園のホームページです。知立キリスト教会付属のモンテッソーリ園で、定員が各学年8名の小規模園です。日毎に自分を成長させる、園児のいのちの躍動に感動しながら、よき環境作りをもって仕えています。「敏感期」を知った保護者が、子育てに喜びを見いだされる姿は、私たちスタッフの喜びです。

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