







《巻頭言》
残暑厳しい秋学期スタートし、暖かい秋から急転直下、クリスマス寒波に見舞われる学期末となりました。
秋学期は季節の変化と恵みの中で、日毎の歩みが守られ、学期末を向かえられて感謝です。
今年の愛児園のクリスマス劇は「アルタバン物語」に取り組みましたが、子どもたちと共に心に余韻が響いています。
アルタバンは助けを必要として人や出来事に遭遇するたびに、救い主に捧げるために用意した宝を、一つ一つ手離していきました。
目標を全うできなかった最期でしたが、イエス様は「わたしにしたのだ」と労ってくださいました。
アルタバンの生き方を通して、私たちの日常を問われているように感じています。
2月のロシア侵攻以来、ウクライナのためにチャペルの折に祈り続けています。
最近は自分の言葉で祈れるようになった子どもたちの率直な祈りに、はっとさせられることも度々あります。
寒空のクリスマスを迎えるウクライナの平和、愛児園ご家族の恵みと祝福を祈ります。
「最も小さい者たちの一人にしたことは、わたしにしたのです。」マタイ25:40
《チャペル》
秋学期はキリストのたとえ話とご生涯から始まりました。
旧約聖書から神様の前に真っ直ぐ歩んだダビデ、厳しい状況の中で遣わされたエリヤとエリシャ、ダニエルを通して、神様を信頼する勇気を学びました。
みことばとさんび
「御国が来ますように。みこころが天で行なわれるように地でも行なわれますように。」マタイ6:10
「わたしが道であり、真理であり、いのちなのです。」ヨハネ14:6
「ダビデはその行く所、どこででも勝利を収めた。主が彼とともにおられた。」Ⅰサムエル18:14
「しかし、主を待ち望む者は新しく力を得、鷲のように翼をかって上ることができる。走ってもたゆまず、歩いても疲れない。」イザヤ40:31
「終わりに言います。主にあって、その大能の力によって強められなさい。」エペソ 6:10
《諸活動》
楽器指導&季節のうた
今学期は、歌詞を楽しみながら、秋の歌を歌いました。
また「聖者の行進」に打楽器で挑戦しました。
楽器ごとに練習を積み重ねてから、ABC一同が一緒に合奏、取り組みました。
9月『ホ!ホ!ホ!』…ホホホユレユレユレユレというフレーズが楽しい歌、気分が明るくなりました。
10月『秋の小人オータムタム』…情緒的な歌詞が秋とオータムを重ねた歌詞に余韻が残る素敵な歌。
11月『はっぱのことり』…色づいた葉っぱを小鳥に見立てた歌ですが、少しだけ寂しさが心に残ります。
12月『クリスマス賛歌』…劇のストーリーと歌詞がピッタリでした。ハレルヤの繰り返しが気に入ったようです。
体 操
今年の公開体育のテーマは『もっと、もっと!』でした。
一見抽象的な印象ですが、「もっと手を伸ばして」「もっと腕をふって」「もっと勇気を出して」と適用バリエーションが豊かだったので、今を生きている子どもたちが、心と身体を精一杯遣う機会となりました。
秋学期はDさんも体操の時間を喜んで取り組み、Cさんと共にジャンプの基本となる両足ジャンプを大切にしました。
Bさんはリボンの後にフラッグを使った体操もお友達と一緒に楽しみました。
Aさんは自分の役割を考えながら協力するパラウェーブ体操、そしてリレーに続いて、冬学期の組体操に備えて基本的な運動を意識して積み重ねました。
12月になってからは、どの学年も縄に取り組んでいます。
寒い冬も気軽にできて体がポカポカになるので、冬休み中も練習して欲しいです。
造 形
今学期も混色、観察画、粘土制作に取り組みました。
Dさんはプレでは経験していない混色が新鮮で、「明日もやれる?」と楽しんでいました。
秋学期の作品は冬休み明けに掲示いたします。
・カード作り…敬老の日に合わせカード作りは、BCは染紙、Aは花の絵手紙を描いて贈りました。
・観察画…C「ザクロ」B「サンマ」は興味津々、Aさんは憧れの「教会」の写生に取り組みました。
・粘土…学期末ギリギリでしたが、A「木」B「お弁当」C「くだもの」を通常使用する粘土で取り組みました。