ハレルヤ便り 2023年度 秋号

ハレルヤ便り

《巻頭言》
今年も何時までも暑い秋でしたが、暖かさに慣れた体には例年並みの寒さも堪えます。
秋学期は公開体育、園外保育、秋の遠足、クリスマスと特別な行事や季節の恵みと共に、日毎の歩みが守られました。
振り返ると一人ひとりに、たくましい成長が実った秋でした。
今年の愛児園のクリスマス劇で取り組んだ「靴屋のマルチン」はトルストイ原作の「愛あるところに神あり」の別名の短編だそうです。
目の前に出会う出来事に、神の愛を心において実践したマルチンはイエス様から「わたしにしたのだ」と認めて頂きました。
神様は私たちの日常を問われているように感じています。
小さなことに敏感な幼児と共に、小さな幸せ、小さな親切、小さな和解を大切にして行きたいと改めて教えられています。
子どもたちの会話に耳を傾けていると、友だち同士で挨拶を交わしたり、「ありがとう」「どういたしまして」が自然に言えるようになって来ています。
微笑ましい一コマですが、日常にこそ平和が実現し、世界の平和に繋がりますように。
「最も小さい者たちの一人にしたことは、わたしにしたのです。」マタイ25:40
《チャペル》
秋学期はCさんの聞く力が育ち、集中を保って楽しんでいる様子から成長を感じました。
聖書のお話はキリストのたとえ話とご生涯から始まりました。
旧約聖書から神様と共に歩んだダビデ、厳しい状況の中で遣わされた預言者エリヤとエリシャ、ダニエルを通して、神様を信頼する勇気を学びました。

みことばとさんび
「御国が来ますように。みこころが天で行なわれるように地でも行なわれますように。」マタイ6:10
「わたしが道であり、真理であり、いのちなのです。」ヨハネ14:6
「ダビデはその行く所、どこででも勝利を収めた。主が彼とともにおられた。」Ⅰサムエル18:14
「しかし、主を待ち望む者は新しく力を得、鷲のように翼をかって上ることができる。走ってもたゆまず、歩いても疲れない。」イザヤ40:31
「終わりに言います。主にあって、その大能の力によって強められなさい。」エペソ 6:10
《諸活動》
楽器指導&季節のうた
今学期は、歌詞を楽しみながら、秋の歌を歌いました。
またAB合同で「ガボット」に打楽器の合奏を楽しみました。
Cさんは「おもちゃのチャチャチャ」を3種類の楽器で取り組みました。
9月『わらいんぼコスモス』…コスモスの花が風、郵便屋さん、夕焼けへの語りかけが優しい歌。
10月『きのこ』…キ・キ・キノコという歯切れが良く楽しい歌詞と軽快なメロディーを楽しみました。
11月 『おちばひらひら』…まどみちおさんの歌詞は、美しい描写が色褪せず、温かな眼差しが心に残ります。
12月『これこそ愛』…時間ギリギリでしたが、劇のストーリーと歌詞がピッタリ合っていたのでました。
体 操  
今年の公開体育のテーマは『力 集めて 明日へ』でした。
この時代に必要なメッセージと感じながら、取り組みました。今を生きている子どもたちが、心と身体を精一杯遣って明日に繋がる成長の機会となりました。
子どもたちは、このテーマを喜んでいる様子から、私達が励まされました。
秋学期Cさんは強い手強い足を意識して手具や用具に取り組みました。
Bさんはリボンに続いてフラッグも手具の特性を楽しみながら、二人組の協働運動や隊形変化を楽しみました。
Aさんはパラウェーブ体操を通して、自分の役割を考えながら協力すること、バトンを繋ぐリレーを楽しみました。
冬学期の組体操に備えて基本的な運動を積み重ねています。
12月には全学年縄跳びに取り組んでいます。
手軽にできる運動なので、ぜひ冬休み中にも親子で練習に取り組んで頂きたいです。
造 形
秋学期は観察画には取り組めましたが、粘土制作と混色は時間確保が出来ませんでした。
取り組むなら、子どもたちは喜び、段階に沿った成長が見られると思うので、とても残念でした。
・カード作り…敬老の日に送ったカードは、Cは指スタンプ、Bは混色、Aは花の絵手紙に取り組みました。
・観察画…C「ザクロ」B「サンマ」は本物を前に、Aは猿渡川堤防側から「教会」の写生に取り組みました。

ハレルヤ愛児園
園長:原田和典
ハレルヤ愛児園

ハレルヤ愛児園のホームページです。知立キリスト教会付属のモンテッソーリ園で、定員が各学年8名の小規模園です。日毎に自分を成長させる、園児のいのちの躍動に感動しながら、よき環境作りをもって仕えています。「敏感期」を知った保護者が、子育てに喜びを見いだされる姿は、私たちスタッフの喜びです。

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