長男が卒園し、今思うことは、たくさんの感謝の気持ちと私も愛児園の卒園生になりたかったと☆
全く私と性格の違う長男。
猪突猛進イノシシ年の私と、いつまでも草を食べているウシ年の長男。
クリスマス劇アルタバン物語の主役を決める時も、長男以外のAさん男子は皆やりたくてジャンケンしたと聞き、「アルタバンやりたくなかったのかな?」と聞くと、「うん、台詞多いし、博士でいい。あとね、ナレーターも台詞多いんだよ。だから博士でいいの。」とのこと。
その気持ちに寄り添うものの、モヤモヤ。
朝の支度も言われなくては動けない。
また今日も最後は怒鳴ってしまう日々でした。
朗子先生に何度も相談し、最終的には一度大遅刻をしてみてはと提案いただきました。
しかし、この世で遅刻が1番嫌いな私。それだけは出来ませんと思っていました。
しかし、卒園式まで後2ヶ月のとある晩。
このままではいけないと焦り、急に明日大遅刻をする決心をし、朗子先生にLINEで伝えました。
朝、長男を起こし、「今日はママは支度のことを何も言わないので、自分で考えて行動してください。全部準備が出来たら、愛児園に行くので声を掛けてね」と伝えたら、「はーい」との返事。
余裕の返事と比例し、余裕のゆっくりさ。
登園時間終了の9時になっても、まだ準備はできておらず、「あ、9時だ。仕度が遅いから遅れますって愛児園に電話した方がいいかな?」と言うと、「うん、そうして。門で立ってる園長先生にも悪いしね。」と言い、寝転がりながらDVDケースを拭いている長男。
しばらくして、ゆっくり準備し、愛児園に着いたのは10時過ぎ。園長先生は園庭で作業してくださり、朝の挨拶を悪びれることもなく終え、中に入る長男。
園長先生に遅刻の事情を話すと、うーんと難しい顔をされ、ある情報を与えたからと言って、すぐにそれが行動に繋がるかは分からないですよとのこと。
仮に私はそれができるけど、彼の性格ではどうなのかと言う意味でした。
どんよりしている私に、朗子先生が彼と話し合うと思いますよとお伝えくださりました。
お迎えの時に、朗子先生が、長男と話しをしたので3人で話しましょうと言ってくださり、長男の第一声が「目覚まし時計を買ってください」でした。
朗子先生はいくつかのことを指示してくださりました。
・目覚まし時計は今日買いに行くこと
・目覚まし時計は長男が止めること
・タイムスケジュールを長男と決め、大きく3つの区切りにすること
早速時計を買いに行き、家で何度もジリジリ鳴らしていました。
タイムスケジュールを決めてもらいました。
・6時起床
・6時20分までに洗面、着替え、ご飯終了
・6時40分までに歯磨き、園の支度などすべて終了
何度確認しても、これで出来ると言う長男。
それではやっていただきましょうと、期待せず、次の日を迎えました。
なんとやり遂げてしまったのです。
正確に言うと、トイレの時間を入れなかったので、5分オーバーでしたが、6時45分には完了し、約1時間半大好きな本をずっと読んでいました。
次の日も、また次の日も、この日以降、遅刻することはなく、1番で登園する気持ちも芽生えていました。
長男と私では解決できなかったと思います。
長男より1年前に卒園した男の子が最近こんなことを言っていたそうです。
「僕のことを1番良く分かっている先生は、朗子先生だよ。」
愛児園の存在に感謝です☆