







《巻頭言》
冬らしい寒さとオミクロン株拡大で始まった新年。
そしてウクライナ戦争という信じ難い現実を前に、改めて平和の意味を考えさせられています。
桜の蕾もふくらみ、あと数日で開花の時期を迎えようとしています。
ウクライナにも平和な春が訪れるように願い、停戦と戦禍にある方々への慰めを祈りながら、子どもたち一人一人が平和を創り出す人として成長するように、尽くしていきたいと思います。
コロナ禍2年目の今年度でしたが、愛児園の日々と園児ご家族が守られました。
また保護者の皆さまのご理解とコロナ感染対応へのご協力も、ありがとうございました。
Aさんと過ごせる日々は残り僅かとなりました。
冬学期は園生活のまとめとして組体操、卒園制作、紙版画と課題満載でした。
前向きに取り組むAさんの姿は、続くBCDさんにとっては、目標に向かってコツコツ取り組む良き模範として心に刻まれるでしょう。
写真ムービーを編集しながら、段階を経て力強く成長してきた一人一人の歩みに、毎年のことながら感動しています。
これまでの園生活において、大小の困難を乗り越えた経験をしてきた子どもたちは、どんな人生の荒波にあっても、揺るぐことのない基礎が据えられていると確信しています。
それぞれの春の歩み出しの祝福を祈りながら年度末の日々を過ごします。
《チャペル》
冬学期は、「使徒の働き」と「ペテロの生涯」からはイエスさまの証人となる素晴らしさを知りました。
またモーセ時代の「幕屋」からは、イエスさまがどんなお方なのかを、興味深く学びました。
宣教物語「エミーの勇気」は、インド宣教師となったアイルランド人エミー・カー・マイケルの生涯からトピックスを取り上げたものです。
主題に沿った形(目、口、手等)の中に描かれた絵を4枚ずつ用い、素話のように聞くお話でしたが、ワクワクしながら集中して耳を傾けていました。
みことばとさんび
「しかし、聖霊があなたがたの上に臨むとき、あなたがたは力を受けます。そして、エルサレム、ユダヤとサマリヤの全土、さらに地の果てまで、わたしの証人となります。」使徒の働き1:8
「神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに世を愛された。それは御子を信じる者が、一人として滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。」ヨハネ3:16
「強くあれ。雄々しくあれ。恐れてはならない。おののいてはならない。あなたの行くところどこででも、あなたの神、主があなたとともにいるのだから。」ヨシュア1:9
さんび
『行きます!イエスさま』『ヨハネ3:16』『強くあれ雄々しくあれ』
…冬学期のみことば賛美は、歌詞もメロディーも元気が湧いてくる曲でした。
《諸活動》
楽器指導&季節のうた
今学期の季節の歌も、生活の端々で口ずさむ姿が見られ、子どもたちに定着しているようでした。
合奏は『歓喜のうた』に取り組んでいます。
A(ピアニカ、大太鼓、小太鼓)B(トライアングル、カスタネット)C(鈴、タンバリン)それぞれに楽器毎の練習を、少しずつ積み重ねて準備しました。
合奏は最終仕上げ段階、みんなで楽しみたいと思います。
1月『かぜもゆきもともだちだ』…寒い冬にピッタリ、軽快なリズムと楽しい歌詞を楽しみました。
2月『ひざし』…日ざしをすくって投げると春は風、夏はせみ、秋は葉っぱ、冬は鳥にと心が優しくなる歌。
3月『たいせつなたからもの』…一緒に遊んだ友達、皆と歌った唄、皆と笑った時が大切な宝物。
新沢としひこさんの優しい曲に、手話を付けて歌って、Aさんを送り出します。
体 操
冬学期は縄体操をA「Make you happy」、B「勇気のルンダ」、C「巌の上のポニョ」の曲に合わせ、発達段階に合わせた縄の使い方を楽しみました。
縄を使って三角や四角形、リボンと同様に2人組の動き、法則性ジャンプなどは数学的思考性を使いながら動きます。
Aさんのパラウェーブは面でしたが、縄体操では線となり難易度が上がりましたが、楽しんで取り組みました。
長縄、跳び箱、鉄棒と吊り輪にも取り組みました。
ポイントを捉え、体を意識的に使えるようになり、秋よりも確実に成長しています。
新たな学年と段階へのステップアップ準備OKです。
2/10(木)のAさんミニ公開体育では、縄体操と組体操(テーマ『楽しかったお泊り会』)の発表。
そしてABさん合同のドッジボールは、意外な展開に盛り上がりました!
造 形
年度末の冬学期には、特別感のある版画や土粘土・紙粘土を使用した粘土製作に取り組みました。
発達段階に合わせて学年ごとに素材や難易度が変化しますが、それぞれに楽しみました。
年下の園児にとってABさんの活動は興味津々であり憧れです。
Dさんは粘土版画を体験し大喜びでした!
観察画
…Aさんは「カニ」、Bさんは「ヒヤシンス」、Cさんは「キャベツ」を描きました。
個々の絵画表現も成長を実感しています。『観て描く』という姿勢が各々身に着いて来ました。
粘土製作
…土粘土を使用しAさん「自分の顔」、Cさん「「器」Bさんは紙粘土の「花瓶」の製作をしました。
土粘土や紙粘土の感触を楽しみながら、特別な製作に取り組みました。
版画
…子ども達はプリンティング大好きです。
年齢別に異なった素材で版を作り、刷る工程を楽しみました。
(A:紙版画、B&C:スチレン版画、D:粘土版画)