







《巻頭言》
寒暖差の激しく、体調の管理が難しい学期末となりました。
秋学期は愛らしいDさんを次々に迎え、秋の豊かな季節を楽しみながら、じっくりではなく、あっという間に過ぎ去ってしまいました。
子どもとの会話で時折ハッとさせられる時があります。園外保育の往復では猿渡川のほとりを歩くことが多いのですが、川に生息するアカミミガメの様子を横目にするのも一つの楽しみです。
初秋の園外保育の往路、あるお友達が「カメは歩くのが遅いって言うけど・・・本当は早いね」と独り言のように言いました。
確かにカメも動くときは意外にも素早いのです。観察の目が育っている子どもの方が、先入観に捕らわれずに、見たままを受け取れるのです。
イエスさまは「子どものようにならなければ」と語られました。まっさらな心で見て考えることの大切さを教えられた一コマでした。
先日のクリスマス会では園児劇、そして保護者による素晴らしい影絵と小学生の歌声がワンチームになって、作り上げることができたこと本当に感謝でした。
「ほしをみつめて三人の王さまのたび」には「三人は暗い道をゆっくりと歩きながら、自分たちはもうすぐやってくるクリスマスに誕生される神様の御子を見つけたようなとても暖かい気持ちでした」と結ばれています。
出来ない理由や都合で言い訳する大人には出来ない旅のように感じますが、ご自分を空しくしてしもべとなってださった優しいイエス様に、小さな応答に進み出る新年を迎えたいと思います。
「キリストは、神の御姿であられるのに、神としてのあり方を捨てられないとは考えず、ご自分を空しくして、しもべの姿をとり、人間と同じようになられました。」
《チャペル》
秋学期は新約聖書からキリストのご生涯とキリストのたとえ話、また旧約聖書からは神様から選ばれたダビデ、神様から与えられた使命のために勇敢に働いたエリヤとエリシャ、困難な異国の地で勇気を失わずに歩んだダニエルやエステルを取り上げ、神様に従うことの祝福を学びました。
まだ幼いDさんも徐々にチャペルに慣れ、一緒になって一生懸命に聞き入る姿が見られました。
みことば
「わたしが道であり、真理であり、いのちなのです。」ヨハネ14:6
「主が彼とともにおられたので、ダビデは、行くところどこででも勝利を収めた。」Ⅰサムエル18:14
「御国が来ますように。みこころが天で行なわれるように、地でも行なわれますように。」マタイ6:10
「しかし、主を待ち望む者は新しく力を得、鷲のように翼を広げて上ることができる。走っても力衰えず、歩いても疲れない。」イザヤ40:31
「主にあって、その大能の力によって強められなさい。」エペソ6:10
みことばとさんび
『ヨハネ14:6』『Ⅰサムエル18:14』『マタイ6:10』『イザヤ40:31』『エペソ6:10』
…秋学期は5つの聖句を覚えて歌いました。振り付けや手話、軽快な曲調を楽しみました。
《諸活動》
楽器指導&季節のうた
今学期の季節の歌は、楽しいリズムとメロディー、そして歌詞を楽しみながら、歌いました。
合奏はディズニーで知られている「小さな世界」を全員で取り組みました。
Aさんはピアニカ、Bさんは大太鼓、小太鼓、ウッドブロック、スズを担当。
Cさんもカスタネットで頑張りました。
9月『ホ!ホ!ホ!』…不思議な歌詞とメロディーが古くならない感覚の歌で子どもたちは大好きです。
10月『秋の小人オータムタム』…オータムタムタムという響きと情緒的な詩が心に残る秋の歌。
11月『はっぱのことり』…秋になって色づいた葉っぱが小鳥になるお話の歌、しんみり歌いました。
12月『優しいイエスさま』『牧人羊が』…今回のクリスマス劇のテーマとなる賛美でした。
体 操
今年の公開体育は『いちについて』をテーマに掲げ、心と体の備えを意識することを心がけました。
CDさんのリズム体操「ゾクゾクうんどうかい」は不思議な雰囲気の曲でしたが、愛らしかったですね。
ABさんは子どもたちが大好きな「パプリカ」の曲に合わせ、リボン体操を楽しみました。
5人組のリボンの形がパプリカの花に合っていて、子どもたち自身も満足でした。
跳び箱、鉄棒吊り輪、平均台には選択の要素を取り入れ、自分の段階、チャレンジを大切にしました。
普段の園生活の一端を、保護者の方々と共有でき感謝です。
運動会後の体育は、ABさんは鉄棒吊り輪を継続、縄体操に着手、CDさんも縄体操と長縄に取り組みました。
お休みの間も寒い外でも体が温まる縄跳びに親子で親しめたらいいですね。
造 形
秋学期も混色あそび、粘土制作、観察画に取り組みました。
プレの時には淡色の絵具だったので、Dさんは混色に目がキラキラ輝いていました。
秋学期の作品は冬休み明けに掲示いたします。
・カード作り…敬老の日プレゼントとしてカード作りをしました。写真の周囲をCさんは指のスタンプ、
Bさんは絵の具二色の混色をして縁取りしました。
Aさんは園庭に咲いていたコスモスの水彩画で絵てがみを作成郵送しました。
・粘土…Aさん「木」Bさん「お弁当」Cさん「果物」…身近な題材も立体的に表現するのは新鮮でした。
・観察画…Cさんは「ザクロ」Bさんは「サンマ」の観察画、Aさんは「教会」の写生に取り組みました。