ハレルヤ便り 2016年度 冬号

ハレルヤ便り

《巻頭言》
三寒四温のような日が続いていますが、教会では春を告げるミモザが咲き始めました。
7日の卒園遠足は時折雪が舞う寒さでしたが、14日の園外保育では、陽ざしの暖かさを感じながら、あちらこちらに春を発見できました。
卒園を前に、餅つき、合奏の仕上げ、ミニ公開体育などの行事が続きましたが、準備や繰り返しの過程を経て、年度末を締めくくる日々を過ごしています。
公開体育で発表した組体操はテーマや内容まで、何回も話し合いました。
今年のテーマは「神様の造られた世界」でした。光、雲と雨、雷、太陽、木、花、ノアの箱舟、にじ、ぶどうの実、十字架などを組体操で表現しました。
二人のBさんもAさんと一緒に、本当によく頑張りました。ある子は恐怖心と戦い、しっかり支えられるように筋トレに励み、助け合いながら仕上げて行きました。
真剣な眼差しと取り組みには感動。小さなCDさんにも真剣さが伝わり、尊敬と憧れの思いをもって見入っていた姿も印象的でした。
今年も「強くあれ雄々しくあれ」を歌い始めました。主が共にいてくださることは、大きな安心です。
そして愛児園での日々や経験が彼ら自身の歩みを確かにしていくでしょう。
新たな旅立ちを心から応援して見送り、新しい年度を迎えたいと思います。
《チャペル》
冬学期は、「使徒の働き」からは教会の誕生と宣教そしてイエスさまの証人となる素晴らしさを学びました。
またモーセの時代の礼拝「幕屋」からはイエスさまのご性質を、中国宣教師「ハドソン・テーラー」から神様に従う勇気と導きを学びました。
毎日のチャペルを通し神様の愛を豊かに貯えました。
みことば 
「しかし、聖霊があなたがたの上に臨まれるとき、あなたがたは力を受けます。そして、エルサレム、ユダヤとサマリヤの全土、および地の果てにまで、わたしの証人となります。」使徒の働き1:8
「神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに、世を愛された。それは御子を信じる者が、ひとりとして滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。」ヨハネ3:16
「強くあれ。雄々しくあれ。恐れてはならない。おののいてはならない。あなたの神、主が、あなたの行く所どこにでも、あなたとともにあるからである。」ヨシュア1:9
♪さんび 
『行きます!イエスさま』『ヨハネ3:16』『強くあれ雄々しくあれ』
…冬学期チャペルのみことば賛美は、振り付けと手拍子で元気良く歌いました。
《諸活動》
楽器指導&季節のうた
今学期の季節の歌は、季節感と心が温まる歌詞を楽しみながら歌いました。
素敵な歌詞に浸って、子ども達の表情や笑顔が輝いて見える時もあり、小さな感動の連続でした。
合奏は候補リストから子どもたちが「ボギー大佐」を選び、楽器ごとの練習からスタート。ピアニカと大太鼓と小太鼓、ウッドブロックとシンバルはAさん、トライアングルとタンバリンはBさん、Cさんはスズ(Dさんは自由参加)が担当し明るい曲調とリズムを楽しみました。
一人ひとりが自信をもって担当し、みんなで合わせる楽しさを味わいながら、合奏に取り組みました。
1月『ゆげのあさ』…吐く息も白い冬の朝を、ユーモラスな歌詞とメロディーで楽しみました。
2月『コンコンクシャンのうた』『はる』…皆さんお馴染みの定番ですが、楽しさいっぱいの歌。
3月『はじめの一歩』…新沢としひこさん作詞中川ひろたかさん作曲のゴールデンコンビ。新たな世界に踏み出す時、勇気をもって前に進もうという歌詞が心に沁みます。手話にチャレンジ!
体 操  
冬学期は縄体操A「Power of the Paradise~嵐」B「勇気のルンダ」C「巌の上のポニョ」の曲に合わせ、発達段階に合った音楽と縄の使い方を楽しみました。
縄を使って三角や四角形、パラウェーブやリボンのような2人4人8人組の動き等、数学的思考性を使いながら動きます。
体育の時だけでなく、外遊びの時にも縄跳びの練習に励む園児もいて、コツコツ取り組む姿勢はお仕事と共通していることを再認識いたします。
また前述したようにABさんは組体操を通して協調性、筋力、身体の調整が培われました。
CDさんは繰り返し長縄に取り組み、基本となる両足ジャンプの横ジャンプが上手になりました。
造 形
年度末の冬学期には、版画や土粘土や紙粘土を使用した粘土製作に取り組みます。
子どもたちには特別な体験のようで、年下のお友達の取り組みを見て、「懐かしいね」と言っていました。
Aさんの粘土と版画の自画像は、誰なのかわかるほど本人に似ているので感心します。
混色あそびはDさん以外時間が取れませんでした。残念…。
観察画…Aさんは「カニ」Bさんは「ヒヤシンス」Cさんは「キャベツ」を描きました。学年末になると絵画表現も成長を感じます。『観て描く』という姿勢が各々身に着いて来ました。
粘土製作…土粘土を使用しAさん「自分の顔」Cさん「器」Bさんは紙粘土の「花瓶」の製作をしました。土粘土や紙粘土の感触を楽しみながら製作に取り組みました。
版画…子ども達はプリンティング大好きです。年齢別に異なった素材で版を作り、刷る工程を楽しみました。 (A:紙版画,B&C:スチレン版画,D:粘土版画)

ハレルヤ愛児園
園長:原田和典
ハレルヤ愛児園

ハレルヤ愛児園のホームページです。知立キリスト教会付属のモンテッソーリ園で、定員が各学年8名の小規模園です。日毎に自分を成長させる、園児のいのちの躍動に感動しながら、よき環境作りをもって仕えています。「敏感期」を知った保護者が、子育てに喜びを見いだされる姿は、私たちスタッフの喜びです。

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