コロナ禍という、経験したことのない大変息苦しい日々の中にあって、大きな混乱もなく無事にこの日を迎えることができた安堵の気持ちと、ともに過ごした子どもたちの希望に満ち溢れた凛々しい姿への喜び、そして親子ともに愛児園生活が本当に終わってしまったという寂しさが入り混じり、今、何とも複雑な気持ちです。
さて、わが家の話になりますが、我が家は二人の兄と娘の3人が愛児園でお世話になりました。
きっかけは、長男が生まれて間もない頃に、教会の友人からお声掛けいただき通い始めた東浦の母子クラス「ジョイクラブ」。
園長先生、S先生、Yさん方に温かく迎え入れていただいた穏やかな日々を思い出します。
それから指折り数えて14年…本当にあっという間でした。
我が家の3人の育ちを思い返しますと、家庭環境は目まぐるしく変わりましたし、子どもたちは三者三様に個性を発揮してくれましたので、上の子の時の経験を生かして…ということがあまり無かったように思います。
そんな我が家に寄り添い、ひとりひとりの子どものその瞬間に、また我が家のその時期に、必要なご助言とご指導、あらゆるサポートを下さった園長先生、朗子先生には感謝しかありません。
先生、「私たち夫婦も少しは成長できたでしょうか…?」(笑)
・・・・園長加筆「モチロン、立派に成長されましたよ!」
そして、いつも愛情深く柔らかに包み込んでくださった先生方、優しい眼差しとお声かけを下さった教会員の皆様、どれだけ私たちの心を癒し、子どもたちの心を豊かに育んでくださったことか、感謝してもしきれません。
本当にありがとうございました。
また、娘の在園中は、あまり園に来られなかった私ですが、娘の成長をも共に見守り、時に助けて下さったお母さま方、そして大切なお友達。
娘からは、微笑ましい光景や、お友達とのかけがえのないふれあい、お友達やお母さま方の愛が伝わってきて、毎日安心して送り出すことができました。
本当にありがとうございました。
兄たちの卒園後も続く交流で感じることですが、愛児園で育った子どもたちは、栄養をたっぷり注がれたしっかりした根っこを持っていると思います。
「僕は、私は、大切な存在だ」と感じることで、大勢の中で自分をしっかり持ちながらも、仲間を大切にできる少年少女へと歩みを進めていけるのだと思います。
長男は小学生になって程なくして、自分が愛児園で大切にそして丁寧に育まれていたことを実感したようです。
その気持ちを拙い言葉で話してくれた時の驚きを今でもよく思い出します。
(そしてそれは、後に私たち夫婦が娘の入園先について悩んでいた時期に「○○を愛児園へ通わせて」と背中を押してくれることにも繋がりました。)
これから先、共に過ごしたお友達やご家族の皆さんと、折に触れお互いの成長を喜び合える日を楽しみにしています。
最後になりますが、我が子も含め、これまで巣立った子どもたち、これから巣立っていく子どもたちが、安心であたたかなこの場所へいつでも戻ってこられるよう、知立キリスト教会ハレルヤ愛児園がいつまでも続いてゆかれることを心より願ってやみません。
先生方、まだまだ大変な日々が続きそうですが、どうかお身体に気をつけてお過ごしください。
14年間、本当に本当にありがとうございました。
娘の卒園に寄せて
