ハレルヤ便り 2017年度 秋号

ハレルヤ便り

《巻頭言》
数年ぶりに冬らしい初冬となりましたが、子どもたちは元気にいっぱいに園庭に飛び出して行きます。
子どもは風の子、という言葉を聞かなくなりましたが、そんなたくましい子どもに成長することを願います。
秋学期は愛らしいDさんが徐々に加わり、共に実り豊かな季節を楽しみながら、あっという間に学期末を迎えてしまいました。
先日のクリスマスでは「くつやのマルチン」を通して、捧げ仕えることを学びました。
子どもたちが大好きになった賛美「愛をもって互いに」には「イエスさまは私のために素晴らしいことをしてくださった。僕たちも誰かのために何かをできるといいな。」という歌詞がありますが、そのまま自分たちの思いとなっているようです。親御さんのご協力の姿も心に残ったでしょう。
モンテッソーリ教育では「他者への配慮」という見方を大切にしています。椅子を机の中に入れる、スリッパを揃える、教具を元通りに戻す、相手の目を見て挨拶をする…という生活の中で当たり前と思えるようなことを意識して行います。
それはルールやしつけとしてはなく、見えない相手や誰かのために心を遣うことであり、愛と平和を作り出せる人に成長する一歩一歩だと信じています。
「キリストは、神の御姿であられる方なのに、神のあり方を捨てることはできないと考えないで、ご自分を無にして、仕える者の姿をとり、人間と同じようになられたのです。」ピリピ2:6-7
《チャペル》
秋学期は新約聖書からキリストのご生涯とキリストのたとえ話、また旧約聖書からは神様から選ばれたダビデ、神様から与えられた使命のために勇敢に働いたエリヤとエリシャ、困難な異国の地で勇気を失わずに歩んだダニエルを取り上げ、神様に従うことの祝福を学びました。
まだ幼いDさんも共に、聖書のストーリーを楽しみ、一生懸命聞き入る姿が見られました。
みことばとさんび♪ 
「わたしが道であり、真理であり、いのちなのです。」ヨハネ14:6
「ダビデはその行く所、どこででも勝利を収めた。主が彼とともにおられた。」Ⅰサムエル18:14
「御国が来ますように。みこころが天で行なわれるように地でも行なわれますように。」マタイ6:10
「しかし、主を待ち望む者は新しく力を得、鷲のように翼をかって上ることができる。走ってもたゆまず、歩いても疲れない。」イザヤ40:31
「主にあって、その大能の力によって強められなさい。」エペソ6:10
『ヨハネ14:6』『Ⅰサムエル18:14』『マタイ6:10』『イザヤ40:31』『エペソ6:10』
…秋学期は5つの聖句を覚えて歌いました。振り付けや手話、軽快な曲調を楽しみました。
《諸活動》
楽器指導&季節のうた
今学期は、ゾウさんで有名なまどみちおさんの歌を9~11月連続で三曲歌いました。
104歳まで現役で子どもの心を失わなかったまどさん。時代が変わっても古くならない感性とユーモラスで愛が溢れる歌詞を楽しみながら、秋の歌を歌いました。
合奏はABさんが夏休み前から取り組んでいた「びっくりシンフォニー」は、強弱をつける打楽器の面白さを体験、後半はAピアニカB大太鼓、トライアングル、タンバリンCカスタネットで「さんぽ」に取り組みました。
9月『わらいんぼコスモス』…風、郵便屋さん、夕焼けに笑顔のメッセージ。心温まる歌詞の歌です。
10月『きのこ』…ノコノコ、ニョキニョキが楽しく元気が出てくる歌。キノコのお話を聞いて興味大!11月『おちばひらひら』…何気ない風景を歌いながら、心に優しさと彩りを与える歌でした。
12月『愛をもって互いに』『主が今降りてこられた』…クリスマス賛美、劇挿入歌を喜んで賛美しました。
体 操  
今年の運動会(公開体育)は、残念ながら雨天のため20m走は行えませんでしたが、室内で心と体を燃焼させた二時間でした。
笑顔と元気いっぱいのCDさんのリズム体操は愛らしく、腕をしっかり伸ばす意識で臨んだフープ体操、手具の特徴を楽しみながら取り組んだリボン体操、発達段階に応じた課題に取り組む跳び箱、鉄棒吊り輪、平均台にも一生懸命でした。
『できたよ!』のテーマに相応しく、園児の満足げな笑顔が溢れ、普段の園生活の一端を保護者の方々とも共有できた一日となりました。
運動会後の体育は、ABさんはバトン体操とマット(B体を丸めることを意識した前転A飛び込み前転)、CDさんはボール体操に取り組みました。
自分の体を意識して使えるよう援けています。
造 形
秋学期も混色あそびを二回ずつ、粘土制作、観察画に取り組みました。
Dさんも初めての混色あそびに大喜びでした。秋学期の作品は冬休み明けに掲示いたします。
・カード作り…敬老の日プレゼントとしてカード作りをしました。写真の周囲をCさんは指のスタンプ、Bさんは絵の具二色の混色をして縁取りしました。Aさんは園庭に咲いていたコスモスの水彩画で絵てがみを作成郵送しました。
・粘土…Aさんは「木」Bさんは「お弁当」Cさんは「果物」という題材でした。身近な物も立体表現となると、よく考えながら作りました。
・観察画…Cさんは「ザクロ」Bさんは「サンマ」の観察画。Aさんは「教会」の写生に取り組みました。

ハレルヤ愛児園
園長:原田和典
ハレルヤ愛児園

ハレルヤ愛児園のホームページです。知立キリスト教会付属のモンテッソーリ園で、定員が各学年8名の小規模園です。日毎に自分を成長させる、園児のいのちの躍動に感動しながら、よき環境作りをもって仕えています。「敏感期」を知った保護者が、子育てに喜びを見いだされる姿は、私たちスタッフの喜びです。

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